厳しい暑さの中で一日を過ごすと、家に着いたとたんにぐったりしてしまう…そんな感覚はありませんか。「今日も暑かったから」で片づけてしまいがちですが、その重だるさの背景には、暑さそのものとは少し違う理由が隠れていることがあります。今回は、夏をらくに過ごすヒントを「飲み物」という暮らしの入り口から一緒に考えていきます。
夏の不調の本質は、「温度差による自律神経の乱れ」
冷房の効いた室内と、蒸し暑い屋外。この差の大きい環境を一日に何度も行き来していると、体温調節を担う自律神経は休む間もなく働き続けることになります。表面的には「暑さで疲れた」と感じていても、根っこにあるのは温度の切り替えに追われた自律神経の負担、というケースが少なくありません。以前寒暖差疲労のイライラ、香りで整える夏習慣でも触れましたが、この視点を持てるかどうかで、夏の過ごし方は大きく変わってきます。
冷房疲れを招く3つの原因
原因1、室内と屋外の温度差が大きすぎること
快適さを求めて冷房を強くするほど、外に出たときの温度差は開いていきます。この差が大きいほど、自律神経の切り替え作業は増え、疲労感につながりやすくなります。
原因2、こまめな水分補給はしていても、「巡り」が後回しになっていること
水分そのものは摂れていても、汗で失われやすいミネラル分の補給までは意識していない、という方は多いものです。飲む「量」だけでなく、「何を」飲むかも夏には見直したいポイントです。
原因3、冷たい飲み物ばかりで内臓まで冷えてしまうこと
キンキンに冷えた飲み物は一瞬の爽快感がありますが、これが習慣になると内臓は常に冷やされた状態になります。冷房と冷たい飲み物の「二重の冷え」が、夏の重だるさをじわじわと積み重ねていきます。
薬剤師がすすめる、本格「水出しハーブティー」習慣
薬剤師として暮らしのご相談を受ける中でも、夏の飲み物は「冷たさ」だけでなく「香りとやさしさ」で選ぶことをおすすめしています。その一つが、水出しで作れるハーブティーです。お湯を使わずじっくり水に香りと風味を移すため、渋みや刺激が少なく、常温に近い温度でもごくごくと飲みやすいのが特徴です。ノンカフェインのブレンドを選べば、時間帯を気にせず、日中のこまめな水分補給にも取り入れやすくなります。夜のリラックスタイムに向けたハーブティーについては眠れない夜に。寝る前のノンカフェインハーブティー習慣でもご紹介していますので、朝から夜まで香りでゆるやかに整える一日の流れとして参考にしてみてください。
選び方のポイント
選ぶときは、まず「ノンカフェイン」であること、そして「水出し対応」と明記された茶葉やティーバッグであることを確認しましょう。ミントやレモン、ハイビスカスなど酸味や清涼感のあるハーブは、暑い時期でも飲み疲れしにくく、水分補給の習慣として続けやすい組み合わせです。コンビニのペットボトル飲料と違い、ハーブ専門店が手がける本格的な茶葉は、香りの奥行きや素材の情報がしっかりしている点も選ぶ際の安心材料になります。
アイスで楽しみたい方は、アイスで飲めるハーブティーおすすめ7選で、水出し向きの茶葉を7種類比較しているので、あわせてチェックしてみてください。
ミントとレモン、ライムの爽やかな果実感が広がる、水出し対応のノンカフェインハーブティーです。ハーブ専門店「生活の木」が手がけ、時間を気にせずゆっくり楽しめます。ティーバッグを水出しポットに入れて冷やすだけで、本格的な夏の一杯が仕込めます。
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今日からできる3つのアクション
知識として知るだけでなく、今日の暮らしに小さく取り入れてみましょう。
- 朝のうちに水出しハーブティーを仕込み、冷蔵庫で冷やしておく
- 一口飲むごとに小さく一呼吸添えて、ゆっくり味わう時間を作る
- 冷たい飲み物ばかりに偏らせず、常温や温かい飲み物も一日一回は取り入れてみる
飲むときの呼吸の使い方についてはストレスで浅くなる呼吸を、香りで整える深呼吸習慣でも詳しくご紹介していますので、あわせて読んでいただくとより実践しやすくなると思います。
まとめ
夏の重だるさは、暑さそのものよりも「温度差」と「飲み方」の積み重ねからきていることが多いものです。水出しハーブティーという少し本格的な選択肢を暮らしに取り入れながら、香りとともにゆっくり呼吸する時間を、今日から少しずつ増やしてみてください。



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